パックロッド探訪、ゾディアスC72MH-5

今週は水曜日に祝日が発生するという土日休みのサラリーマンにとっては、結構嬉しい週ですね。10月の祝日が無くなった分、11月は23日もお休みなので色々出かけやすくて良いです。

シマノのゾディアス

エントリユーザー層からプロまで幅広いユーザーに親しまれているロッド、それがシマノのゾディアスシリーズ。元々北米モデルの逆輸入でしたっけ?シマノがフジに若干喧嘩を吹っ掛けたような売り方で発売当初はその点も話題になったような記憶はあります。

価格的には大体実売で15,000円位と多くの釣り人が買いやすいボリュームゾーンに設定されていて、なおかつラインナップも豊富と釣り人のニーズにこたえやすい商品ですね。

ダイワが後追いでクロノスやブレイゾンを投入しましたけど、個人的にそっちは後発ゆえにさほど盛り上がらなかったような印象はあります。

何でもそうだとは思うんですが、先に広がったものに対して後から巻き返して抜くのはたとえそれが先行品より優れている面があったとしても、なかなかにシンドイと思います。

ゾディアスパックロッド

そんなゾディアス君ですが、今年満を持してパックロッド界に進出。

何かシマノの100周年ってやっぱし普通に考えて目玉商品に欠けた上、マレーシア生産の新製品が軒並み発売未定になるという踏んだり蹴ったりな状況だったなと思います。シマノはきっと日頃の行いが悪かったんだろうな(笑)

来年はステラのモデルチェンジで今年の冴えなかった100周年を上書きしに来そうですね。ステラVSイグジストな構図が見れることを楽しみにしていますが、多分どっちも買わないと思います(笑)

さてこのゾディアスのパックロッドは実売で1万7千円台位から買える比較的リーズナブルなラインです。バスロッドジャンルですし、大手ですし資金力あるのでサスガです。しかもこの価格で免責付いてます。

のっけからラインナップも豊富に取り揃えてきます。C58ML、C66ML、C610M、C72MH、S64L、S68ML、S70M。現状7種類ですけど、何か今後もうちょい増えそうな気もします。

僕が買ったC72MH-5

ゾディアスのC72MH-5。バス釣りおかっぱりで一番需要がありそうな番手になりますね。C58MLとかも好きな感じではあるんですが、ショートのパックロッドは好きなのでまーまー持ってまして、逆にMHクラスのベイトロッドはそんなに持っていないので今回買ってみました。

実は一緒にS70M-5も買っていますのでそれもその内。

スペック

メーカーサイトにも載ってるし、色んなサイトでもど真ん中とか書きながら取り上げると思うので基本的な部分は割愛しておきます。フツーにちょい強めな並継ぎMHのパックロッドって事で。

ハイパワーXっちゅう事なんでティップまでカーボンテープがクロス上に巻かれています。個人的にはこのクロスカーボンテープが見た目的に実はそんなに好きじゃないというか、まあこの辺は個人の主観なんでスルーでOKかなと。

ガイド

ちなみにtopガイド径は実寸で4mm。

今のとこ25lbまではリールに巻き込む感じで使ってみたけど一応問題なかったです。フツーの人は14lbとか16lbとかのモノフィラだと思うので全然平気でしょう。僕のようにPEメインで使う人のが少数派じゃないかとは思います。

ガイド径はそんなに大きくないのでこんな感じで使用後に藻とかは絡みやすく、その後の掃除はしにくいです(笑) 麺棒とウェッティを使ってふきふきしてます。

スコーン、ポッパーとかでバス釣ってましたが問題ないです。バレッジスイマー3/8にスイングインパクトファットの4.3を組み合わせてました。リールの性能に依存してくる部分が多いとは思いますが、チキータフロッグとかも投げてます。コレはあんまし快適じゃないけど。

多少の藻ダルマはさほど気にしないバットパワーも良い感じです。

継部分

初代のワールドシャウラツアーエディション以降、フリーゲームにせよスコーピオンにせよ、シマノのマルチピースは近年並継ぎを採用する傾向にありますね。6,7年前位からかなー。

昔はメーカーさん的に印籠が高級で性能良いよ的なアピールをしてましたが、最近は変わってきましたね。

構造的に弱くなる継ぎ部分を強度が出しやすい並継ぎにてカバーしてる感じです。その分バットにかけてのテーパーはきつくなりますね。極端な言い方をすると三角錐。ナイトガンダムの電磁スピアみたいな。

この太くなっちゃうバットが見た目的に嫌いな人は並継ぎ竿の購入は回避して、印籠継ぎのパックロッドを選べば良いと思います。

竿における見た目って趣味の道具ですし、やっぱ気になっちゃう部分だと思いますしね。

一応、継ぎ部分の目印として白のポチが付いてますが何と言うか付いてる場所がちょっと悪くてですね、ほんのり離れているので調整はそんなに楽じゃないよ。ないよりマシですけど。

フックキーパー

他のモデルもそうですが、デフォでフックキーパーがグリップのエンド付近に付いてます。

場所が場所なだけに、オカッパリでの移動時にトレブルフックのルアーは怖くて引っかけられないですが、ワームつけたオフセットフックとかならここに引っかけておくことで、ガイドに掛けとく場合よりも便利さがあります。いちいちワーム外さなくて良いし。

ケース

ケースはコストカットも考えてか布袋ですね。

中学生とかが、このままチャリンコのカゴにぶっこんで立ちこぎで爆走するとカゴの中で暴れた際に破損しそうな気がするので、その辺は気を付けておきましょう。リュックとかにちゃんと入れてランガンするのが良いと思います。

ピースごとに収納箇所が設けられている形ではなく、純粋に縦長布袋。

その代わりにロッドベルトが付属しています。この竿袋、こっそり防御力を上げる方法があるので、これもその内紹介してみます。まあ大した内容じゃないんですけどね(笑)

ゾディアスのパックロッドシリーズ、来月のクリスマス商戦及び今後徐々に元に戻っていくであろう、国内外を含めた遠征の際にこの値段でこの感じなら売れ筋パックロッドになるんじゃないかと思います。

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