パックロッド探訪、PROX ミニモバ7

今日から8月。クソ暑い日が続きますね。今回は旅行シーズンの8月にピッタリ?なロッドを紹介します。

PROX ミニモバ7

PROXのミニモバ7です。前のモバイル7廃盤に伴い、今年発売された感じです。PROXは何気にキワモノが多くて意外と好きなメーカーさんです。時には迷走してんじゃないかと思う事もありますけど。ワールドトラベラーの全然トラベル向きでない仕舞寸とかバルトム2スピードというギアチェンジするスピニングリールとか。

さて、このロッドの最大の特徴は、仕舞寸法。

驚異の30cmを実現。

結果として7ピースというルアーロッドではピース数が異様に多い形に。PROXにはモバトラ8PLUS1という8ピースで仕舞26cmのロッドもあるので、それに次ぐ感じです。

重さは102gと軽量な上、ルアーウェイトは3,5g~18gという幅の広さ。希望小売価格は8000円と並べたスペックだけ見れば、ものすごいコスパのロッドになっています。なんとなく無茶なニオイはしますけど・・・。

PROXのHPに紹介動画が上がっていましたが、非常にシンプルな動画である意味絶句しました(笑) おいおい、もうちょい詳しく紹介しても良いんじゃないかな的な。

なので僕が勝手に補足してみます(笑)

まずこのロッド、継ぎが多めなのでフェルールワックスやロウソクはちゃんと塗っておきましょう。値段が値段だけに継の精度が微妙な場合があります。ちなみに僕のはそうでした。瞬間接着剤で軽く肉付、サンドペーパーで整えれば問題なしです。

MLという事で少し張りがあり、若干固め。よってHPにも書いてあるように、バスやメッキなどと遊ぶのに良い感じです。アジ、トラウトには向いてないのでモバトラを。まだこのロッドではそこまで大きな魚を狙ってないですが、30~40cm位までの魚なら問題なく戦えました。2gのジグヘッドにグラスミノーで、たまたま掛かった80upはありそうな太いソウギョはバットからのされて全然止められなかったけど・・・。

個人的にウェイト上限は並継で強度が比較的出る設計とはいえ、見た感じカーボンも薄めだしフルキャストはしにくい印象。10g位にしておけば安心かなと思います。

ミニマムな仕様で、pop-xにフラット70、レンジバイブ45にグラスミノーでも持って行けばいろいろ遊べます。

その驚異的な仕舞寸法ゆえに、グリップは非常に短くなっていますが、ルアー上限は投げないので問題なし。ただ少し先重りするのでエンドのウェイトをもう少し重くしてほしかった。そしてスケルトンシート採用との事で軽量化と感度アップに繋げたい意図は感じられます。

PROXさん、大丈夫ですよ、このロッドを選んだ段階で感度はさほど気にしてませんから。それよりメーカーロゴの主張が強すぎるのでリールシートにロゴを入れないで欲しかった。これ消しちゃおうかな。

スピニングモデルなんでリールとかがどうしてもかさばりますが、これでベイトモデルとか出してくれたら超コンパクトにまとまりますね。

ケース

専用のハードケースが付属しています。モバトラとかと同じ系のヤツ。ナイロン製のクロスバックも付いてくるのでそれにロッドを入れて、ハードケースに入れる感じです。ケースも非常にコンパクト。

クロスバックは各ピースに合わせて作られており、入れる場所が決まっています。ここは意外と丁寧。

このロッドの面白さ

このロッドの面白さは、ハッキリ言って仕舞寸法から来る部分が大半を占めます。感度がどうのとか、ガイドがどうのとか、強度がどうのとか言う人は買っちゃダメです(笑) 根掛かりしたらすぐロッドをビシビシあおる癖がある人も買わない方が良いと思います。

仕舞寸法がそこそこあるパックロッドを、ビジネスバックにも入りますとか、出張時にとか言った宣伝文句で売っているメーカーさんには是非、頑張って欲しい仕舞寸法です。ただ継数が多いのでピースを無くさないように注意。

パックロッドにはお金を使いたくないけど、家族旅行や出張時用に何かしら1本あると遊べて楽しそうだなと思っているお父さんにおすすめ、是非買いましょう。会社の経費で釣りが出来ますよ。何気に羽田空港とかで販売してもそこそこ売れるんじゃないかなと思ってしまいました。

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