パックロッド探訪、BUCHINUKI POWER MOBILE LM-714MS

先週はマジで暑かった。もう夏ですよ。エアコンフル稼働。入浴剤はもはやクール。脱衣所にスポットクーラー置こうか迷ってます。

ブチヌキパワーモバイル LM-714MS

ルアマガとメガバスのコラボロッドです。

他のルアマガコラボの8ftの長いスピニングロッドも持ってるんですが、そっちがかなり微妙なロッドでしたので、当時このロッドは買うかどうか悩んだんですけど気づいた時には買っておりました。それからしばらく経ちまして仕舞寸法からそんなに出番はなかったんですが紹介してみます。

抜くロッド

コンセプトとして名前にブキヌキって入ってるように、魚を抜けちゃうパックロッド。簡単に言えば丈夫なヤツって事です。

特にボートに乗って釣りをしていると、ある程度のサイズの魚は手返し良く魚を抜いちゃってサクサク次にって感じで進める事もあるのでこの手のコンセプトのロッドはありかなと思います。50〜60cm位のフッコクラスまでなら問題なく抜いていけます。正直、継ぎが印籠なので曲がりは綺麗でも強度的に少々の不安はありましたが、現状ランカークラスをぶち抜いている訳ではないですし、今のとこ無問題。

そーいやみんなのPROXからも以前にブチヌキって名前のロッドが出ていたような気がしますね。パックロッドじゃないですけど。PROXはなんでヒロミを採用したのか疑問に残る今日この頃です。

スピニングモデル

ベイトモデルとスピニングモデル、どちらもブランクス一緒という事で僕はスピニングモデルを購入。

魚をぶっこぬく=ベイトロッドなイメージはあると思いますが、このロッドに関してはスピニングを買っておいた方が便利かなと思いまして。

このロッド、バットガイドが小さいのでベイトリールもそのまま使えます。

トリガーレスなのでノーフィンガーかつガイドもベイトに最適化されてるワケじゃないと思いますけどね。ワンフィンガー、ツーフィンガーなどのフィンガー問題は発生しないです。

個人的にはベイトロッドのトリガーはあんまりなくても良いタイプです。気にならん。特にすっぽ抜けもないです。

公式でも記載はあるものの、そもそもがルアマガコラボロッドなので最初から狙ってそうしたのかちょい疑問は残りますが、ローライダーガイドを採用したことによる効果でしょうね。

このガイドは持ち運びの際に束ねても邪魔にならんのでパックロッドのスピニングでこのガイドを採用してくれるのはなかなか良いです。

デプスのHS1N-76RやHS1N-66Rなんかも採用してますね。ラインもPE全盛の今、他のメーカーさんもこのパターンをどんどん採用したら良いのに。

なお、このスピニングでこのガイドだと音がうるさーいとか、叩いて抵抗が大きくなるから飛距離がーとか、そういう点はこの際ひとまず置いておきましょう。移動の際に束ねるのに便利な上、より破損リスクも減らせるってことでメリット部分のみに注目しておきます。

スペック

ルアーは表記として上限28gですが、46g位までOKというルアマガの発表もありましてなかなかに幅があります。つかなんで28g表記にしたんだろう?メガバスリクエストですかね。個人的にビッグベイトは使ってないですがセットアッパー125Sとかは余裕でした。

ラインは上限PE2.0号、20lb。そこそこの魚を抜いてくならやっぱしPE1.2号以上で使っていくのが安心かなと思います。

このパックロッド、めちゃめちゃ硬いワケではなくて、厚巻き中弾性なロッドです。アクションは若干異なりますが感覚的にはツララのポルタメント73Cに近い印象はあります。

バット径は実寸で12mm。60▽のマークがありまして要するにグリップエンドからマークまでで60cmですよって目安。継ぎを挟むので差し加減で長さは微妙に変わります・・・。

仕舞寸法が60cm

60cmの仕舞寸法なんで長さ的にはイマイチです。これがあまり出番のなかった理由。

レジットとコラボしたBITEように、グリップジョイント5ピースにしたらもっと短くなったのに残念な仕舞寸法です。ちなみにBITEは以前に紹介したやつ。

この時期は寒くてあんまり釣りに出たくないと言うか、どうしても暖かいところでごろごろしがちです。

モバイルってモデル名に入っているんだし、マジでメガバスの技術力発動せぇよと思いました。頼みますよITO FACTORY。しかし、最近シャチョーめっきり老けた印象ですね。大丈夫かな?

この仕舞寸法は、はっきり言ってリュックに入れて持ち歩くには正直邪魔な長さです。だってモロにハミ出ちゃうから。せっかくガイドも考えられてるのに残念仕様。

はみ出してるのにリュックに入りますって言われても・・・。いや入ってないじゃんとツッコミを入れたい。もうちょい考えて作って欲しかったパックロッドです。

メガバスはトライザにせよ、レヴァンテにせよ、このロッドにせよ近年は仕舞寸法長めで来てますね。作るの楽だしコスト安いからかなー。ヴァルキリーワールドエクスペディションはグリップジョイント化しましたが、手っ取り早く強度を保つ為か、ヘビーな仕様のモデルは大体70cm弱でまとめてますね。

個人的にはやっぱしヒューガマルチピースを再販して欲しいです。売り方1つでまだまだしっかり売れるロッドだと思うけどなー。ヒューガマルチピース親善大使なら是非やりますw

ケース

ケースというか、ロッドソックスに近いような感じの伸びる素材のケースが付属してます。デフォルトでこのケースだと嬉しい人も多いんじゃないかと思います。

ロッドを入れた際、ケースに穴が開いている箇所があるのでリールを付けたままでも収納可能です。

まあこんな感じでリールむき出しになるのでこの運用をする場合はリールカバーとかがあった方が良いです。

面白いコンセプトのパックロッドだとは思いますが今ひとつ詰めきれてないそんな印象のパックロッドです。

ベイトもスピニングも状況に応じて使えるわけでして、荷物を極力減らして1本で何とかしようという心意気は感じるロッドですが、2wayで使わせるなら基本的にもうちょい考えて作って欲しかったなと思うロッドです。

このコンセプトで通常のティップと柔らかいティップの2種類を付けて、仕舞寸法を50cmに抑えてもらえると1本でものすごく利便性があがるロッドになるなーと思いました。

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