知名度No.1はバス釣りNo.1で良いですか?

コロナの影響でなかなか外出も出来ない状況が長く続いているので、とりあえず今回釣りのゲームを。ウチで遊ぼうって事で。置かれてる環境の中で上手く遊べばいいんじゃないかと。

さすがに発売されたモノを全部は持ってないので、一応ウチにあるやつ等からいくつかピックアップしてみました。

釣りゲーム

過去国内の様々なハードで、昔から一応発売されてきた釣りゲーム。どれも釣りをゲームに落とし込むと、大体スケールが小さくまとまってしまうのは致し方ない部分があります。※一部、釣れる魚種の限定解除により無駄に壮大なパターンのゲームもあります。

画面の中で釣りを完璧に再現するのが難しいのは重々承知しているものの、何とかして欲しいなと思ってしまうワガママなのがユーザーです。キャスト時の爽快感や魚がヒットした際の感覚など、醍醐味部分がスポイルされちゃうわけですし。

今回は釣り系のゲームをいくつか新旧交えてピックアップしてみました。新旧とはいえ、古いの多めです。だって古い釣りゲームの方がツッコミどころ多いので面白いから。

THE BLACK BASS

ファミコンで最初に発売されたバス釣りゲームですね。釣りシミュレーションゲームですから。パッケージのバスにサングラス掛けさせるセンスに昭和を感じますね。

ルアーを選択してキャストした後は、プレーヤー目線ではなく、横から目線に切り替わり、湖の底まで確認出来ちゃう実際ではありえないアングルが今では逆に斬新です。ある意味、魚探的目線な感じで釣りが楽しめます。

もうね、最新の魚探も完敗ですよ。ホンデックスですか?ガーミンですか?いいえホット・ビィです。

十字キーでルアーをアクションさせるんですが、これただ巻きだとなかなか釣れません。ただ巻けば釣れるルアーが多く発売されている今、ルアーはアクションさせてなんぼじゃというのがゲームでも体験できます。浮いてるのがルアーね。

ちなみに、バス以外にタキタロウや人魚も釣れちゃうんですが、そうなるとタイトルはブラックバスじゃなくてもいい気はしますね。

のっけから壮大に何でもアリ感を出さざるを得ないのは、当時としては色々仕方のない部分だったんでしょう。ちなみにⅡもある上、このシリーズ、ファミコンだけでなく、スーファミ、ゲームボーイ、プレステ、DSなどプラットフォームを変えて頑張る息の長いシリーズとなります。

スーファミ版になると定番のタイトルにスーパーが付くやつになります。スーパーブラックバス。何気に一定の人気あるんだなと。

釣りキチ三平 ブルーマーリン編

釣り人ならみんな知ってる釣りマンガ、釣りキチ三平。現在はバーサス魚紳さんが始まってますね。その釣りキチ三平のファミコンソフトです。デビルソードを釣り上げるのが目的です。

マンガの躍動感ある感じと異なり、ボートを移動させてポイントへ行き、トローリングをする比較的単調なゲームになっています。そこはファミコンなんで仕方ない部分です、レトロゲームの良い味としてとらえて下さい。

Bボタンの連打が必要となるため、個人的にはジョイカードもしくはホリコマンダー等を推奨します。ジョイボールも可です。高橋名人なら要らないかなと思います。ただし、連打しているだけだとゲージがレッドゾーンに突入し、ラインが切れちゃうんで注意。

ラインを選べと言われて「ラインは太くても食う」という王様の現実世界での教えに従い、太い方の80LBをチョイスするとペナルティーが発生するので必然的に50LB一択になります。

「サンペイクン、エサヲカエロ」

「サンペイクン、ポイントヲカエロ」

「コレハ カツオ ダナ」

アドバイスは雑な上に、基本カタカナ表記なので今見ると非常に見にくくなっており、実際に海外でガイド船に乗っているような若干イラっとする感覚を味わえます。ある意味リアルな感じ。

ただ進めていく上で何気にアドバイスが重要だったりもするので侮れません。ゲームも実際も一番最初はガイドさんのアドバイスを聞きましょうって事ですかね。パッケージに「痛快フィッシングゲーム」って書いてあるんですが、さほど痛快ではないです。

釣りキチ三平は初代プレステのsimpleシリーズもあります。

川のぬし釣り

釣り+RPGという当時としては謎な感じではありましたが、何のこっちゃない、フツーにRPGです。ちょうどドラクエⅣと同じ年に発売ですし、当時のファミコンRPG人気に乗っかった形でしょう。

まあ実際の釣りでも、オカッパリの新規開拓とか歩き回るし、急に蜂に襲われたり、蛇出たりするし、PRGと同じようなものかなと思います。

このゲーム、フィールドでもちろん敵が出るんですがウサギやモグラなど野生の動物達です。攻撃方法がおもいきりぶん殴るなので、今なら一歩間違うと動物虐待ともとられかねん仕上がりとなっています。

渓流、上流部分からスタートして下っていくんですが、河口域に達すると、クマとの闘いがあったり、もはや子供のステゴロでどうにかなる相手ではなくなります。花山薫だったら別。

しかし河口でツキノワグマが襲ってくる土地って・・・。一般的には上流のが出やすいイメージがあるような。

肝心の釣りパートはBで仕掛けを投げて、ウキが沈んだらBで合わせて後はファイト。比較的シンプルです。針やエサなどは現実同様に消耗品となっています。

このソフト、ぬし釣りシリーズとして結構人気があるので、様々なハードで発売され、なかなか息の長いシリーズとなります。中古でもまーまーの値段が付いていたりするのもあります。

※注意。これ以降はハードをTVに繋ぎ変えるのが面倒になり、写真少な目です。その内、気が向いたらプレイ画面とか追加していきます。

バス釣りNo.1

スーパーファミコンのバス釣りゲームと言えばバス釣りNo.1。個人的に釣りゲームの知名度的にもNo.1じゃないかと思います。イラストはカールおじさんでお馴染み、ひこねのりおさん。

スーファミ後期のソフトですが、すでに次世代機としてプレステやサターンが発売されていたので、後に64版も発売されますが、個人的には常にワゴンセールの常連イメージがぬぐえない作品でもあります。

フィールドは赤星湖。鉄馬湖も出るので、ある意味、当時のリスペクトを感じる事も可能です。取説がデカいのも特徴。

ベイトはルアー着水前にAボタンを押さないとバックラッシュするのでタイムロスが発生します。

専門用語辞典なんかも付いてます。しかもこのソフト、サテラビュー対応。当時としては画期的な衛星通信による大会も開催されました。もう先駆けですよコレ。サテラビュー自体、ある意味ニンテンドー黒歴史とも言われてますけど。

攻略本には、なんと糸井さんと河辺さんの対談も掲載されているという豪華仕様。河辺さん今と顔変わらず。お肌もゲーリーマテリアルで出来てるんじゃないかと思える位です。

このゲーム、気になってHPにアクセスしてみると、何気にデータ残してあるのがスゴイ。サスガニンテンドー。

サンスポフィッシング渓流王

ゲームタイトルにスポーツ新聞名入っちゃいますからね。

スーファミって今からしてもソフトの定価が高かったですね。このソフトも定価1万くらいじゃなかったかな。その昔、部室に転がってたこのソフト、何故か今ウチにある状況です。誰のか不明。この手の誰のか不明カセットって、結構あるあるじゃないかと思います。

ファイティング画面で魚がエサに食らいついたら、上+B+Yを同時に押すと、魚の体力と引く力がゼロになるので、簡単に釣れるという、有名な裏技というかチートがありまして、それに加えて、FCのザブラックバスのように動かさなくても、魚がフツーに食ってきます

ゲームバランスもへったくれもないので、これだけ聞いたらただのクソゲー認定です。渓流王ですがバスとかも釣れちゃいます。

一応、実名でルアーとかも出てくるので、当時を振り返るデータベース的なものとしての位置づけで良いんじゃないかと。

柏木重孝のTOP WATER BASSING

天下の柏木さん監修のゲームです。スーパーファミコンのソフト。

舞台は芦ノ湖。実在する湖でバス釣りが出来ます。

柏木さんの顔をガッチリ再現してるのはインパクト大、特に眉毛と髭。

ただこのゲーム、中途半端にリアルを追求した結果、意外と操作がメンドクサイ事になっています。根がかりしたら十字キーの下連打とかね。十字キーを連打する習慣ってあんましないです。ストⅡでピヨった時にガチャ押しする位。

色々メンドクサイくて先が全然見えなかったので、全然やってなかったゲームの1つです。

柏木さんと言えば、アマゾン珍道中ですが、今見てもなかなか衝撃的な内容です。カヌーに乗って柏木、王様、ヒロの3名が並んでキャストするとか。ちゃんと魚に触れない王様とか。ダウンして帰りたがる王様とか。ただオッサンたちがはしゃいで釣りするロードムービーです。

今でこそ日本人の釣り人にとってアマゾンは意外と周りで行く人も多くなってきましたが、当時コレよく企画して作ったなと思います。

HEATも動き出したし、ぜひ踏んでも壊れないアマゾンボックスも復活させて欲しいです。価格は下げた上で、スタッキング出来るようにしてくれると良いなと。

シーバスフィッシング1・2

セガサターンの釣りゲームです。サターンと言えばシーマンのが有名ですが、そこはあえてシーバスで。

このゲームも基本良く釣れます。シーバス以外も釣れます。メジマグロとかね。まあ釣りゲーム全般に言える点でもありますが、実際の釣りと同じ位釣れない釣りゲームはサスガに売れないかなと。6時間やって1匹しか釣れないリアルを求めた釣りゲームもアリかもしれないですが、ちゃんと告知しておかないと基本クレームの嵐だと思います。

ヒットすると水中に画面が切り替わるんですが、臨場感を出す為、サターンの技術を駆使して、グリングリン荒いポリゴンの魚を動かすので、目で追うと軽く気持ち悪くなります。

その上、魚をバラすと「あーせっかくかかったのに残念だったわね」とポリゴン美女に軽くディスられます。

フィッシング入門では村越さん登場。釣りのレクチャーや用語解説が見れます。出てくるルアーはもちろんダイワです。全面協力ですから。ショアラインシャイナーやTDサイレントバイブなど。僕の友人はこの古いダイワマークのが好きだそうです。

1,2でボートとオカッパリに分けたとは言え、良く2まで出したなーと。メガドラ~サターンまでのセガはやっぱしスゲー。まあその結果として、今なのかも知れないですけど。

Get Bass+釣りコン

湯川専務で話題になりましたドリームキャストの釣りゲーム、ゲットバス。プレステやサターンといった32bit機位から釣りゲームも体感できる感じのコントローラーが発売されて、今までよりも釣り味を楽しめるようになってきます。コントローラーがブルブルしたり、巻けるハンドルが付いたり。ハンドルは基本右です。

個人的には思い切ってファミリートレーナー的なのも併せてオカッパリで歩いてる感も出しちゃえばよかったのにと思います。

現在の家庭用ゲーム機と比べちゃいけませんが、当時としてはプレイ画像もキレイな方です。

このゲーム、友達の女の子の家に一時期本体ごと置きっぱなしにしてまして、ドリキャスで遊ぶためにはその子の家に行かなきゃいけない状況になってました。なんで置いてきたのか不明ですが、一回持って行って重かったから持って帰るのやめたとかそんな気がします。

現在では回収後、蓋を赤で塗ってシャア専用仕様にしてあります。なんで塗っちゃったのか、その時の理由は不明です。ウォールペイント用のスプレー缶余ってたからかな?

釣りVR GIJIESTA

正直、色々難しかった印象のある釣りゲームですが、現状の集大成?をVRを使って実現します。釣VR GIJIESTA。VR ZONE SHINJUKU。

監修がトラウト界で有名な永井さん。以前スプーンのカラーについて色々お話しを聞いた事があります。

VR系はやっている姿を傍から見られると非常に間抜け感が出てしまいますが、本人は基本楽しいので、他人の目線を気にしてはいけません。

しかしながら、このゲームをやるために新宿まで行ったとしても、現在潰れてしまったのでありません。入ってたビルそのものが立て壊し。その内HPのリンクも切れてしまうかもしれません。非常に短命でした。渋谷のVR PARKには釣りないんですよねー。

もはや家で遊ぶゲームじゃなくなっちゃいましたし、そもそもじゃフツーに釣りに行くよって事になるかなと。

そしてこんなのも

ANAの新規事業ANA AVATAR VISION。「AVATAR-IN」。

このAVATAR、真っ青の宇宙人ではなく、さまざまな「瞬間移動」の手段の総称との事らしい。疑似どこでもドアーって感じなのかな?

色々サービスがある中で、釣りはANA AVATER FISHING。遠隔地の海などでの釣り体験を実現するためのサービス。現地にロボットがいて、自分の動きと連動、釣り竿に力が掛かる感じもかなりリアルに再現されている模様。

リールは何故かカルコンでした。きっとシマノから提供されたんでしょう。ダイワは対抗してJALにリョウガを、アブはスカイマークにアンバサダーを位の勢いで追随して欲しいです。

今後、現地まで行かなくても釣りが出来、なおかつ釣った魚も家に届くというなかなかリアルな感じになっていく模様です。

ただこれビジネスとしてみた場合、例えば、いざ来てみたものの、こちらは晴天、現地が台風だとロボットで釣りどころじゃないワケですし、かといって室内にロボット置いちゃったら、フツーに室内釣り堀。遠隔地である必要もないし、なかなか難しい所じゃないかと。費用もあまりに高いなら都内住んでりゃ、みうら海王で良いのでは?って話になっちゃうし。まーブンサムランとかにでもロボット置いといたら需要があるかもしれないですね。あなたも巨大ナマズとファイト的な。たぶん、ロボット壊れるだろうな・・・。つかVRで釣れた魚を送ってもらうでも良い気もするような。課題点が多そうな気はします。

とりあえず

今回は釣りのゲームに関してクローズアップしてみました。書いてて疲れたんで、取り上げたのは若干な上、ハードの繋ぎ変えが面倒で途中から画像が少ないです。ごめんなさい。

釣りゲームは今回取り上げていないハードでも多く発売されてます。PSのミラクルジムのバッシングビートとか。あと携帯機でもゲームボーイの頃から釣りソフトが出てますね。ゲームボーイやワンダースワンは魚探まで発売してますし。ポケットソナーとハンディソナーね。ポケットソナーは持ってます。

とりあえず、知名度No1として勝手にバス釣りNo1を上げてみました。ただ、現状は釣りスタとか釣りスピリッツとかのが知られてる気がするような・・・。あと、あつ森でも釣り出来ちゃいますしね。

家に眠ってるゲーム機があれば引っ張り出してきてこの時期、今一度やってみるのも面白いかもしれないです。ソフトも大抵の物は中古で安く売られているので。

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